【分かり易く経済学】貿易黒字と円高の関係性。輸出輸入が為替に及ぼす影響
貿易黒字と円高の関係性
今回は、貿易黒字についてと円高との関係性について詳しく説明していきます(^^)
貿易黒字とは、
輸入額よりも、輸出額が多いということです。つまり、
輸入額よりも、輸出額が多いということです。つまり、
貿易黒字=輸出額-輸入額がプラスのとき。
輸入よりも輸出が盛んで、海外にガンガンものを売っている状態ですね(^-^)/
貿易は日本の景気と大きく関係しています。
おおまかに、貿易と景気の関係は次のようになっています。
国内の景気が良いと貿易黒字は減ります。
国内の景気が悪いと貿易黒字は増えます。
これはとっても当たり前のことです。
景気が良いってのは、日本国内でモノが沢山売れる状態です。日本国内の消費者がバンバン買い物してくれるんです\(^o^)/
こうなれば、企業からしたらわざわざ海外のお客さんを相手にする必要は無くなってきます。
輸出では関税やその他の諸費用がかかりますし、日本国内で売れるのが最も理想的であると言えますからね。
まとめると、
景気良好→輸出不要→貿易黒字down
一方で、国内の景気が悪ければ、国内では物が売れませんから、海外で頑張って売ることになります^^;
同様に、輸入業では、国内では売れませんから、輸入が減ります。
そのため、国内の景気が悪ければ、貿易黒字が増えることになりますよね!
さらに、景気が悪いとなれば円安が起こります。
(景気が悪い国の通貨は、売り渡される為に市場には円が有り余るために円の相対的な価値が下がるんですね!)
円安が起きると、輸入が有利になります。
(円の価値が低いというのは例えば1ドル=120円といったような状態です。この場合、1ドル=100円と比べて輸出の際に海外で高く売れるようになるから儲かるんです。)
まとめると、
景気悪化&円安→輸出必要→貿易黒字up
では、なぜ貿易黒字upが円高につながるのか?
貿易黒字upの状態だと、輸出が盛んな時です。
これは先ほど説明した通りです。
すると、日本企業は輸出により大量の外貨を手にすることになります。輸出の際に受け取る通貨は円ではなく他国の外貨だからです。
ではその後、日本企業はどうするでしょうか?
もちろん、日本企業はその外貨を日本円に変換しますよね。それにより、日本円が買われることにより市場の円が不足気味になる。その結果として円高が起こるということになります。
まとめると、
貿易黒字up→日本企業が円に大量変換→円高
最後に
このように、実は貿易の結果が為替に大きく影響を及ぼすのです。
円高円安を考える際には、日本の貿易についても考えてみる必要もあります。
次回は、
現実の事件が為替に影響を与えるということで、アメリカの影響力に焦点を置いて説明していきます。
ぜひぜひご覧ください(^-^)/