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【わかり易く解説】いま流行りの行動経済学とは?いったい何の役に立つの?(行動経済学part1)

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行動経済学ってなんだろう。
経済学なら耳にしたことがある人も多いのではないだろうか?
行動経済学とは心理学と経済学を組み合わせたものと考えると分かりやすい。
 
つまり、
行動経済学=心理学+経済学
 
心理学とは、人間・動物の精神現象・行動を研究する学問。
つまりは、人の心を合理的に考えようとする学問である。
 
経済学とは、ざっくり経済現象を研究する学問。
行動経済学との違いは対象となる人間に違いがある。
この対象となる人間というのがキーワード。
 
経済学では、人間は完全に合理的な行動をとる=ホモエコノミカスとして扱う。
 
でも、これっておかしいよね。
だって僕たち人間は必ずしも合理的な行動を取れるとは限らないもの。
 
例えば、買い物するときの精神状態ってのが大きく行動や選択を左右するし、人それぞれで何が好きで何が嫌いかがは別れるものだし。
 
だから、このようなより現実的な人間の性質を捉えて経済学を考えていくのが行動経済学です。
人間は必ずしも合理的ではないという事実をベースに進んでいく学問分野なんです。
 

では、行動経済学なんて何に役立つの?

 
これには、商品を売る人間の人ならとても分かりやすいと思います。
 
売り手はものを売るために、売る側に都合の良い判断や行動を、顧客に起こさせる必要があるんです。
顧客にとってベストではなくとも買う選択を起こさせるのが売り手の目的なんですよ。
 
つまり、どうにかして必ずしも一番とは言えない商品に対して、顧客に買う選択を取ってもらう。
 
 
この課題に取り組む際に、答えやヒントを与えてくれるのが行動経済学なんです。
 
実はこの考え方は、買い手からしても有利に活用できる話です。
売り手の意識を知っていれば、これを逆手に取って、合理的な行動も可能になる。
 
人間は無意識のうちに非合理な行動を取ってしまう。
人間が合理的な行動を取れない要因は様々です。
例えば、情報量の巨大化、ステルス・マーケティング戦略PR、不況の中、不安をかき消すためなど、たくさんあります。
 
大切なのは、その理由や仕組みを知る事です。
 
行動経済学を知ることは、消費や取引に関わる全ての分野に関係します。
ビジネスマンだけではなく、一般生活者にも非常に有効なんです。
 
行動経済学は、生き残りのカギ。
これからの世界、行動経済学を知っているか否かが、極端に言えば、生存を左右するといっても過言ではないです。
 
行動経済学による知識で、判断を左右するバイアスに惑わされることなく行動する事ができます。
みなさんも、ぜひ行動経済学についての多くをここで学びとってください。
 

次回は、行動経済学のより具体的なお話をしていきたいと思います。

日常生活にも役立つ原理・法則が多く出てくるので、是非ご覧ください(^-^)/
 

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